マダイ  (真鯛)   

madai.gif (15847 バイト)

学 名

Pagrus major

英 名

Red sea−bream、Porgy

分 類

脊椎動物門・顎口上綱・硬骨魚綱・真骨下綱・スズキ目・スズキ亜目・タイ科・マダイ属

体 長

全長50cm

分 布

北海道南部以南から朝鮮半島、台湾を経て南シナ海まで分布するが、琉球諸島周辺には生息しない。

地方名

タイ、オオダイ(関東)・ホンダイ(関西)・メヌケダイ(長崎)

食べ頃

「桜鯛」といわれるように旬は春。

選び方

一日たつと目が白濁する。目が生き生きと、澄んでいるもの。

雑 学

日本人とタイ類の歴史は古い。各地の貝塚や遺跡から骨が出土しており、神話や故事に多くの逸話が残っている。神事などにも古来から使われてきた。オコゼやイワシは、その姿形や生臭さから悪霊や厄を払うためのいわば魔除けに使われてきたのに対し、タイ類は主に福を招くためや、祝い事の際の神仏への祈願や返礼のために用いられた。厄を遠のけ、福を呼び込もうとする古来人の信仰が日本の食文化と融合してつくり出した独特の風習といえる。


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