ウツボとタコ
「犬猿の仲」。生来の敵同士。会えば必ず戦う。タコの足が切れていたり、数が足りないのは、大抵の場合がウツボと戦って噛み切られた負け跡。よく、タコのが自分の足を食った跡と言われるが、共食いはともかく自分食いは消化しないという。
タコのあら汁
魚でないタコにあるはずもなく、ありえないことのたとえ。
タコに骨なし海月に目なし
わかりきったことのたとえ。
歯なしの大ダコ
歯の無い人が大ダコを食べるには,否応なく悪戦苦闘を強いられる。そこから、分不相応なことをいう。
タコは芋に変じ、山芋は変じて鰻になる
世の中には、突然変異がありえるというたとえ。
タコ食って反吐をはく
うまいからといって食べ過ぎると後で苦しむことになるということで、何事も度をこすなということの戒め。
タコ配当 & タコは身を食う
タコは腹が減って何も餌がないと自分の腕まで食べてしまうという俗信がある。そうしたタコの俗信が、自分の財産を食いつぶすことのたとえから「タコは身を食う」という言葉を生んだ。そして、そこから会社が信用を保つために利益が無いのに配当することを「タコ配当」といった。
蛸の糞で頭に上がる
自分は思い上がって得意になっているが、他人からはいやしめられていること。