ニシン (鰊) |
学 名 |
Clupea pallasii Valenciennes |
英 名 |
Herring |
分 類 |
脊椎動物門・顎口上綱・硬骨魚綱・真骨下綱・ニシン目・ニシン科・ニシン属 |
体 長 |
全長35cm |
分 布 |
朝鮮半島南部から日本列島、カムチャッカ、アラスカを経てカリフォルニアに至る北太平洋とその周辺海域に分布する。 |
地方名 |
カド・カドイワシ(北海道、東北)、ベロッケ(アイヌ語) |
食べ頃 |
春先、3〜5月頃が旬。脂肪分が多いので、鮮度の落ち方も早く、刺身にはあまり向かない。 |
選び方 |
光沢があり、腹部が傷ついていないものを選ぶ。ウロコがはがれやすいが、それでも大きなウロコが残っているほどよい。 |
雑 学 |
昭和30年代を最後にニシンが姿を消したが、それまではニシンで大もうけした人たちも多かった。北海道ではニシン長者が続出し、ニシン御殿が建った。ニシンがくると2、3日で億の金を稼ぎ出し、あとの1年は遊んでいたという。そんな夢のような話を残してくれたニシンが、今は姿を消した。海流の影響だという説や、ホッケが食べてしまうという説など諸説紛々だが、はっきりした原因は分からない。 |