秋鯖は嫁に食わすな

 旨い秋鯖を憎い嫁に食べさせたくない、という姑の意地悪説。

 鯖は鮮度低下が早く、中毒を起こしやすい事から、可愛い嫁の身を案ずる姑の親心説。

 

さばをよむ

 実際の数よりも多く言ったり少なく言ったりして数をごまかすこと。

 これには3つの説があると言われる。

   *さばよみとは、「魚市(イサバ)読み」の上の部分が略されたもので、
    さばとは関係ないという説。

   *鯖は腐りやすい魚なので、急いで数えて売りさばく必要があるから、
    その時に数をごまかすことが多かったという説。

   *刺し鯖(鯖を背開にして塩漬けにしたもの)は二枚重ねたものを一連
    として数える習慣があったので、二つずつ数えることを「さばよみ」
    というようになったという説。

 どの説が有力なのかは解らないが、どれにしても合点がゆく。

 なお、鯖が腐りやすいというのは事実で、俗に「さばの生き腐れ」などと言われている。

 

秋鯖の刺し身にあたると薬がない

 鯖は腐りやすい魚ですが、秋の鯖による中毒は酷いということらしい。

 

鯖の生き腐れ

 鯖は外見が新鮮なようでも腐りはじめていることがあるということ。